ハセガワ製の200分の1サイズ旅客機プラモデル模型です。B747の各航空会社の組立や塗装工程などを紹介しています。
組立作業に入る前に
まずはパーツが全て入っているか取扱説明書と照らし合わせて確認してください。ボディーの組み付けも確認しましょう。万一欠品や不良部品があった場合はハセガワさんへ連絡すれば対応してくれます。プラモデルの製造工程でパーツに金型からの剥離剤(油)が付着しているので、中性洗剤で洗いよく乾燥させます。温風での乾燥は絶対に避けて下さい。プラ素材のため溶けてしまいます。コストはかかりますが、ギャツビーなどのボディー拭きシートも使えます。塗料は予め用意しておきましょう。準備が出来たら窓をシースルーか、パテ埋め後デカール表現のどちらかにするかを決めておきましょう。
ギヤの組立
部品の紛失を防止するためにタイヤパーツのランナーを片方のみカットしてバリを削ります。多少値段が高くても、バリを切り出し時のパーツは破損防止の為に、プラモデル用 ランナーカット 超薄刃ニッパーを使用することをお勧めします。タイヤブラックを筆塗りで塗装します。丸くて細かいパーツの為本当にすぐ紛失しやすいです。タイヤブラックを乾燥している間にエンジン内部パーツの作業をします。ジャンボジェットは前輪にタイヤ2個、胴体後輪8個、主翼後輪8個と合計20個のタイヤが使用されています。根気強く作業しましょう。
ボデイの組立
窓埋め部分のボディー裏面の0.5mm厚プラ板を接着します。流し込み接着剤をプラ板の接着面に塗るとプラ板が柔らかくなり、ボディー裏面に密着しやすくなります。
表面から窓の凹み部分へ瞬間接着剤を流し固まったらパテを充填します。溶きパテを使用する場合はヒケる(乾燥するとへこむ現象)ので出っ張る位盛ります。加工部分を実際の機材を元に考察します。
機体窓埋め作業画像
ボディー組付け作業画像
ここからの作業は雨の日や湿気の多い場所では避けましょう。塗料の粒子が大きくなってしまい、完成度が下がってしまいます。ボディーが組みあがったら遮光のためにブラックサフェイサー1500を全体に吹き付けます。遮光、パーツの傷の発見、塗料の食いつきを良くしてくれる効果があります。垂直尾翼は内部からの光を透過させるためブラックサフェイサーを塗りません。
垂直尾翼マスキング(内部点灯仕様 遮光防止目的)
ブラックサフェイサー吹き付け作業画像(内部点灯仕様 遮光目的)
続いて白を全体に吹き付けます。一度に分厚く塗ってしまうと、液だれや埃の付着につながるので薄く3、4回に分けて塗装します。ここからはエア
B747-400
エンジンの組立
エンジン部品の中でも紛失しやすいのと、付け間違いを犯しやすいのがエンジンの機体側にある気流安定化の突起です。画像のようにこの時点接着してしまえば、両エンジン共に向きを間違えることもなく部品の紛失も低減できます。
- ハセガワ製B747-400のエンジンはランナーのつなぎ目部分がエンジンカバーに完全に隠れるので、ランナーに繋がったままで塗装が出来ます。まず焼き鉄色を塗ります。
- エンジンシルバー塗装と並行してタイヤホイールをシルバーで塗装します。
- タイヤの塗料が乾燥したらギヤを組み立てていきます。特に後ろギアのカバーの向きを間違えやすいので取扱い説明書を確認して接着して下さい。
- 水性ホビーカラーを使いましたが、メタリック系の塗料は塗料の乗りも良く筆塗りでも十分綺麗に塗れます。 タイヤのタイヤブラックとエンジンパーツを乾燥中に機体の窓埋め作業を行うといいです。
- エンジンシルバー塗装と並行してタイヤホイールをシルバーで塗装します。
- エンジン内部のパーツの塗料が乾燥したらエンジンファン、エンジンボディー左右、エンジン噴射口の順で接着しました。
翼の製作
翼中央部のニュートラルグレー部分をマスキングし塗装します。主翼上部は接着して組む前でも塗装可能です。下面は組付けと接着をした後でなければ塗装出来ない構造です。
水平尾翼は2枚のパーツで構成されて上下を接着後に、塗装作業です。
ボディーの組立
ブラシを使うのもお勧めです。
ホワイト吹き付け作業画像
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エンジンの組立
ハセガワ製B747-100-200のエンジンはランナーのつなぎ目部分がエンジンカバーに完全に隠れるので、ランナーに繋がったままで塗装が出来ます。まず噴射部分へ焼き鉄色を塗ります。
噴射口焼鉄色塗装作業画像
エンジンシルバー塗装作業画像
エンジン内部のパーツの塗料が乾燥したらエンジンファン、エンジンボディー左右、エンジン噴射口の順で接着しました。
エンジンの組立画像
翼の製作
ボーイング747-100・200・300の主翼先端後方にはアンテナが装着されています。プラ素材部分をカットして0.5mmの真鍮線に変えました。
主翼アンテナ改造画像
翼中央部のニュートラルグレー部分をマスキングし塗装します。主翼上部は接着して組む前でも塗装可能です。下面は組付けと接着をした後でなければ塗装出来ない構造です。水平尾翼は2枚のパーツで構成されて上下を接着後に、塗装作業です。
ニュートラルグレー塗装後画像
組み立てた主翼へエンジンとギヤを接着します。
組立後画像
応用編
プラモデルの成形のまま使用すると、地上仕様か飛行仕様のどちらかに決めなくてはなりません。これは、ギアカバーが期待と一体のためです。そこで、ギア自体にギアカバーを表現することで、前輪の脱着が選択が可能になり、地上仕様か飛行仕様を選択できるようになります。
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