LEDが電球と大きく異なる点はは、「ある電圧以下では発光しない」 という特性です。電球の場合は小さな電圧から徐々に電圧を上げていくと徐々に光っていきますが、LEDはそのLEDの規定電圧に至るまで光りません。よって 「ある電圧(=順方向降下電圧)」 以上の電圧をかける必要があります。
LEDの仕様書を見ると、「順方向電流(If) 20mA、順方向電圧(Vf) 2.9〜3.4V」 などと記載されています。 これは、メーカーが
「20mAでの使用をお勧めします。そのためには2.9〜3.4Vの電圧が必要です」 と言った、 「おすすめ」 の値を表したもので、この値でなければならないというわけではありません。但し、2.9V未満の場合は全く光りません。
一方、「最大電流 30mA」 と書かれている場合、これを超えるとLEDが破壊するという意味なので、 30mA以上の電流は絶対に流してはいけません。
ここで注意するべき点として、順電圧が 「2.9〜3.4V」 とアバウトな値になっていること。 これは、LEDの個体差によるもので、個体によって最大
0.5V もの誤差が生じることがあるということです。これで、順方向降下電圧を下回る電圧の電源にLEDを接続しても発光しないことがお分かりいただけたかと思います。
小さな照明を表現するためにはチップLEDを使用します。大抵のチップLEDは5Vまで対応しているものが多いです。LEDは電球と違い電気抵抗がものすごく小さいです。そのためLEDに電流を流すと流れる電流が増大していきLEDが破損する場合があります。破損防止の為にLEDには抵抗を接続する必要があります。例えば直流3Vの電池から5VチップLEDを点灯させるには47Ωの抵抗を接続させます。
表面実装用ウォームホワイト色LED(リード付)LEDを点滅させるためには点滅させるための専用の部品との電気接続が必須です。電子工作初心者でも手軽に点滅させるのにLED点滅駆動ICを使う方法があります。周波数が大きくなる程、LEDの点滅間隔が短くなります。接続回路は下の図のようになります。図では分かりにくい方へ解説しますと、点滅駆動ICの一番短い足に電源のマイナスを接続、真ん中の足に電源のプラスとLEDのプラス側を接続、残りの足にLEDのマイナス側を接続します。
LED点滅駆動IC 1.0Hz | 約1秒間隔で点滅 |
LED点滅駆動IC 1.5Hz | |
LED点滅駆動IC 2.4Hz |
無地B777-200の点灯・点滅化の写真です。
エアカナダ点滅・点灯化の地上体勢の写真です。