航空機を駐機させるため,その目的によって,旅客乗降用,貨物積み卸し用,夜間駐機用,整備用とそれぞれ場所を指定されています。
旅客乗降用エプロン(loading apron)は空港ターミナルビルと航空機を接続する場所をいい,両者を連結する旅客搭乗橋をボーディング・ブリッジ(boarding
bridge)といいます。
エプロンと同義語でランプ(駐機地域:(loading)ramp)も使われ、元来,ランプとは航空機の発走やミサイルの発進に使われる助走台,あるいは水上機や飛行艇を水上から陸上へ引き揚げるときの傾斜面を意味していました。
エプロンのなかの特定の駐機地点をバース((loading)berth),さらに指定された駐機位置をスポット(spot),ベイ(bay),スタンド(stand)ということもある。これらはかなりあいまいに混用されています。
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定義・・・・・・スポットに航空機が出入りする際には、いかなる車両や機材の進入も禁止する区域で、機材待機区域の内側に設 定される。 設定方針・・・・・・当該スポットを使用する最大の航 空機の型式を基本として、機体から最低7.5m離して設定した境界 線(機材制限区域標示)の内側を機材制限区域とする。 ただし、翼端部については、大型 機及び中型機は5m、小型機は3.75m以上離して境界線を設定す る。 色・・・・・・赤 最少幅・・・・・・15cm 備考・・・・・・ 航空機給油取扱所の区画マーキングを兼ねるものとする。 |
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定義・・・・・・ ただし、大型機及び中型機用スポット で必要な場合には、高さが2.5m以内の 車両や機材については、上記で設定し た境界線の内側に設定される制限付き
の境界線をもって、スポットに航空機が出入りする際に進入を禁止するもの とする。 設定方針・・・・・・大型機及び中型機については、翼端部から2m以上離した制限付き の境界線を設定できるものとす る。 最少幅・・・・・・15cm 破線長さ・・・・・・100cm 破線間隔・・・・・・50cm |
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定義・・・・・・当該スポットのハンドリング作業に従 事する車両や機材の待機場所として使 用する区域で、機材制限区域の外側に 設定される。 この区域は、航空機のスポット・イン の30分前から使用できるが、当該スポ ットでの作業が完了し次第、速やかに 退去すること。 設定方針・・・・・・当該スポットを使用する最大の航空機の型式を基本として、機体から最低7.5m離して機材待機区域 を設定する。 |
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定義・・・・・・(高さ制限のある機材待機区域) 当該スポットのハンドリング作業に従事する高さが2.5mまでの車両や機材 の待機場所として使用できる区域で、 機材制限区域の外側に設定される。
この区域は、航空機のスポット・イン の30分前から使用できるが、当該スポ ットでの作業が完了し次第、速やかに退去すること。 設定方針・・・・・・設定が可能な場合に、大型機及び 中型機については、機材制限区域の境界線と翼端部から2m以上離した制限付き境界線の間に2.5m の高さ制限を付して、機材待機区域を設定できるものとする。 色・・・・・・白 最少幅・・・・・・15cm 破線長さ・・・・・・100cm 破線間隔・・・・・・50cm |
ボーディング・ブリッジ (boarding bridge) とは、ターミナルビルから旅客機や客船に乗客や乗員を乗降させるための設備である。パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ
(PBB) 、搭乗橋(とうじょうきょう) などともいい略してPBB(パッセンジャーボーディングブリッジ)とも言います。
このボーディングブリッジをペーパーとプラ材を兼用して製作しました。
写真の右側部分に写る建物です。空港の顔というべき施設で,航空機に乗降する旅客のための必要な手続き一切を行う直接サービスのほかに,旅客+送迎者・見学者の利便のための間接サービスも十分に行えるような設備もあります。
とくに国際空港の場合には,CIQ業務の場合から,到着客+出迎え客,出発客+見送り客のそれぞれの動線が交わらないように,しかも短時間で運営できるように,ビル設計上の配慮がされています。
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