滑走路のジオラマ製作のページです。滑走路の表示は世界的にも規格が決まっており、いかに正確に表現するかで完成度の大きな違いが出てきます。技術力の他にも考察力と知識が必要になります。夜間は照明が点灯するので、照明についてのルールも頭に入れましょう。このページは月間AIRLINE2021年4月号の記事を参考にしています。楽天Kobo電子書籍ストア
滑走路の表示についての基礎知識を付けましょう。
オーバーラン対策として滑走路両端の外側に設けられた、航空機重量に耐ええる強度を持つ空気を滑走帯と呼ぶ。滑走帯が滑走路と同じ強度を持つ場合は長さ30m以上の矢印、滑走路より強度が小さい場合は90度の内角を持つゼブラパターンの標識で示される(後者の色彩は黄色を標準とする)。
計器着陸用滑走路において、滑走路進入端であることを示す標識。一般的に「Threshold(スレッショルド)」と呼ばれるもので、滑走路進入端から6mの場所に標示されている。4本から16本の縦縞で示され、幅45mでは12本、幅60mでは16本というように、滑走路の幅によってその数は異なる。幅30m以上の滑走路の場合、長さは30m以上。縦縞の幅は滑走路幅15〜30mの場合、1.6〜2.0m、滑走路幅45〜60mの場合、1.7〜1.8mとなっている。
滑走路を識別するための数字と文字で、数字は進入方向から見た滑走路の磁方位を示す。指示標識の数字は進入か方向から見た滑走路の方位を磁北から時計まわりに測ったものの10分の1(小数点以下第1位を四捨五入)の整数で、一桁となる場合は最初に0をつける。また指示標識の数字が近接する空港等の滑走路の指示標識の数字と等しくなる場合は、この方法によって求めた指示標識の数字に1を足すか引くかした数字を使用する。数字や文字の書体と大きさは決まっており、幅30m以上の滑走路の場合、数字の高さは18m以上(幅30m未満の場合は9m以上)。平行路の場合は数字の6m下に高さ18m以上の大きさでL/R/C等n文字が追加される。
滑走路上の着陸接地区域を標示するもので、長さが1,200m未満の精密進入用滑走路に設けられている。設置場所は滑走路進入端から150m以上922.5m以下の場所。目標点標識を中心に150m間隔で設置される。設置帯標識は長さ22.5mのラインで2本、4本、6本線の3種類あり、組み合わせは滑走路の長さにより異なる。ラインの幅は2本が3m、それ以外は1.8mで、ラインの縦縞間隔は1.5mを標準とする。
滑走路全長における中央地点を示すもの。滑走路離灯が設置されていれば標示の必要はないが、滑走路距離灯が設置されていない滑走路には必ず標示される。3本の横線で示され、線の幅は1.5m以上、間隔は2.0m以上とされている。
滑走路進入端から150m以上の場所に設置された、滑走路上の着陸目標点。長さが1,200m以上の滑走路及び、1,200m未満の計器着陸用滑走路に設けられている。目標点標識の設置位置と大きさは滑走路の長さによって異なり、長さ2,400m以上の滑走路を例のとると、進入端から400mの位置に幅10m、長さ60mの長方形で示されている。
滑走路の縦方向の中心を示す、長さ30m以上の線。幅が30m未満の滑走路の場合、線の幅は0.3m以上。幅が30m以上の滑走路の場合、線の幅は0.45m以上、精密進入用滑走路の場合、0.9m以上となる。
安全を維持するために様々な照明機器があります。空港のジオラマを製作する際には、まずは照明についての基礎知識をつけましょう。
着陸機に対し、接地帯を示すために接地帯内に設置するため白色の灯火。
滑走路の中心を示す。15mまたは30mのほぼ等間隔で、着陸機から見て滑走路先方の末端から300mの範囲は赤、同末端から300mを超え900m(長さが1,800m未満の滑走路では、その長さの2分の1)までの範囲では交互に赤と白、それ以外は白の灯火。
滑走路を示すため、滑走路の両側に100m(計器着陸用では60m)以下の間隔で設置される、白と黄色の灯火。
航空機に滑走路の末端を示す。着陸機から見て滑走路手前の末端には緑、先方の末端は赤で示される。
着陸機に適正な進入降下角度を示す。4ユニットから成る横1列の灯火で通常は滑走路の片側に設置される。赤と白の2色の光で示され、各灯は見る角度によってそれぞれ見える色が異なるように設定されている。外側2つが白、内側2つが赤に見えれば適正な進入角で、赤の数が多ければ進入パスより低く、白の数が多ければ進入パスより高いことになる。
ウインドソックを照らし、風向きを知らせる。
着陸または離陸機に対し、過走帯を示すためにその周辺に設置する赤色の灯火。
滑走路末端灯を補助するため、その周辺に設置される緑色の灯火。
着陸機に最終進入経路を示すらめ、進入区域内及び着陸帯内に設置する。標準式進入灯は原則として精密進入する計器着陸用滑走路に設置される。滑走路末端から原則900mの長さを取り、滑走路中心線の手前延長方向に30m間隔で並んだ灯器と、滑走路端から300mの位置に前者と直交する方向で設置された灯器とで構成される。
成田16Rとは関西国際空港の第2滑走路 (06L/24R) と並び、日本国内では最長の4,000m滑走路を有するA滑走路(第1滑走路)の北側部分です。
・軽い
・裏面が空間になっているため、各自で様々なギミックを隠すことができる
・実感的な光り方
AIRSHOPトップガン | 飛行機模型専門店なので品揃えと情報が豊富です。 |
ワールドエアクラフトコレクション | 飛行機以外にも船舶模型も扱っています。 |
渋谷模型HOBBYSHOP@TOYS | 航空機以外の模型も豊富です。 |
プリンセス・ジュリアナ国際空港、英語: Princess Juliana International Airport)は、カリブ海のオランダ自治領シント・マールテン(セント・マーチン島南半部)にある大型旅客機がビーチ上の低空を通過して着陸することで有名な国際空港です。シント・マールテン(セント・マーチン島のオランダ領側)唯一の国際空港です。なお、面積88km2のこの島の北半分はフランス領(サン・マルタン)となっており、フランス領側には小規模なグランカーズ・エスペランサ飛行場があります。
マクドネル・ダグラス MD-11やボーイング747、ボーイング777、エアバスA340クラスのワイドボディ大型旅客機が、エメラルドブルーのカリブ海に面するマホ・ビーチ上空から滑走路端のビーチを高度20m-30m程度で通過しながら着陸する光景は、セント・マーチン島の観光名所として大変有名である。滑走路長はわずか2433mで、ボーイング747-400やエアバスA340、マクドネル・ダグラス MD-11、ボーイング777など3〜4発エンジンを持つ大型旅客機の離着陸には短距離で、滑走路端を低空通過する必要がります。そのため、他空港では同様の場合、離着陸そのものが制限される場合が多く、滑走路に並行した誘導路がないために、マホ・ビーチ側から着陸した旅客機は、滑走路端にあるターニングパッドをUターンしてエプロンへ戻る。滑走路端にマホ・ビーチがあり計器着陸装置(ILS)は設置できないが、距離測定装置(DME)や無指向性無線標識(NDB)は設置されている。
現地の航空写真や設計図を元にして区分け線をボードに書いていきます。今回はグレーなどの暗い色で隠れるためケガキ線を後で消す必要がありません。よってボールペンでしっかりと書いています。
ケガキが終わったら現地の情報を参考にしてアスファルトの舗装の違いを、色分けで再現します。ダークグレーで淵部分を塗装し、グレーで滑走路とターニングパットを表現します。
サイズ 長さ600mm 幅300m 厚さ23mm
成田16Rとは関西国際空港の第2滑走路 (06L/24R) と並び、日本国内では最長の4,000m滑走路を有するA滑走路(第1滑走路)の北側部分です。成田国際空港第1ターミナルの展望デッキから右側奥に見ることが出来ます。
さくらの里での撮影でも有名な成田16R滑走路のジオラマです。。サイズ 長さ400mm 幅200m 厚さ25mm(ゴム足含む)
※飛行機模型は付属しません。
※照明機能は備えておりません。
滑走路
ジャンボの愛称で知られるボーイング747が離着陸するのに必要な滑走路は、長さが約3,000m、幅は約50m。
50mを各スケールで表現した場合の長さ
1/500 | 1/400 | 1/220 | 1/200 | 1/150 | 1/87 | 1/80 |
100mm | 125mm | 227mm | 250mm | 333mm | 574mm | 625mm |
さまざまな色と種類があります。
一例)
滑走路全体を四角く囲んでいる白色のライトが「滑走路灯」
センターラインを示す白および白と赤の交互のライトが「滑走路中心線灯」
滑走路の始まりと終わりの部分を示すのが「滑走路端末灯」
飛行機の進入方向手前部分が緑
奥の部分が赤色
滑走路の外側延長線上で、閃光を放って、着陸する飛行場に進入方向をガイドしてくれるのが「進入灯」。
ちょっと変わったライトには、「精密進入経路指示灯」があります。
飛行機が着陸するときに地面に対して3度の角度で降下してきます。滑走路左側に、着陸地点から地上に対して3度の角度を表示してくれるライトが、横1列に4個並んでいます。この4つのライトが、白・白・白・白なら3度より角度が大きい、赤・赤・赤・赤なら小さい、白・白・赤・赤ならばちょうどよい角度(オンコース)であることを示す。