B747、ダッシュ400は、多くの型が作られ、世界中で活躍した傑作機、ジャンボシリーズのハイテク型で、全日空に於ては1990年に発表された5ヶ年駐機事業計画に沿って、43機と大量に発注され、同年10月4日に1号機が羽田に到着、11月1日、東京ー大阪線にデビューしました。5ヶ年駐機事業計画では、成田ーパリ、ニューヨーク、ホノルル、フランクフルト、バルセロナ、ベルリン、シカゴ等、及び大阪発、ホノルル、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、香港等の世界の主要都市への新規路線計画を明らかにしました。それらの路線の活躍から始まった全日空のダッシュ400の愛称はテクノジャンボです。
全幅64.9m、全長70.5m、全高19.3m、総重量395,454kg、エンジン:CF6-80C2B1F×4、推力26,273?×4、最大速度939km/h
ANA(全日空)ジャンボジェットのプラモデルは絶版品となっています。全日空商事から完成品が商品化されていることもあり、ハセガワ製作所での製造は終了しています。そこで、政府専用機プラモデルを使い、塗装作業と自作デカールを駆使してANAのジャンボジェット旅客機模型を製作します。すでに日本の民間航空会社からB747-400型機は全て引退した為、記憶を旅客機模型として手元に残すために製作しました。
ここではハセガワ製200分の1サイズの旅客機プラモデルの中の、Boeing747-400のANAの製作方法をご紹介します。但し今回は日本政府専用機B747-400を改造しANAのB747-400の製作をします。楽天でもハセガワ 1/200 全日空 B747-400が1万円超えです。ANAのB747-400プラモデル自体が絶版となりヤフオクなどでも1万円近くするためプレミアがついています。
ハセガワ 1/200 全日空 B747-400 2
ハセガワ 1/200 ANA ボーイング 747-400D 10803
作業内容 | 難易度 | 備考 |
---|---|---|
組立作業 | ★☆☆ | ジャンボジェットのプラモデルのボディーの組み付けは悪くありません。窓埋め部分の平面化は溶剤をうまく活用して下さい。 |
塗装作業 | ★★★ | ボディーの白とボディー下部のグレーとの区分けを丁寧にマスキングして下さい。ANAジャンボのプラモデルは絶版品のため、ストライプをデカールでなく全塗装で行った場合の評価です。白、ライドブルー、青、スカイグレーの順番で塗装するのがポイントです。 |
デカール作業 | ★☆☆ | 今回は絶版品の製作のため、塗装作業が多い分デカール作業は少ないです。自作デカールの場合は比較的デカールが破れにくいです。 |
実機も存在しないため、過去の写真から製作する機材を考察します。ANAのジャンボジェット機は国内線使用から国際線へ転用された機材は窓の数が異なったりします。リンク先を参考にして下さい。漢字ロゴ、ウイングレットをストライプデザインにすることでひと昔前のテクノジャンボも再現出来ます
ハッピーフライト スタンダードクラス・ED 【DVD】
フライチーム ANA B747-400リンク
ANAオフィシャルサイト
窓埋め部分のボディー裏面の0.5mm厚プラ板を接着します。流し込み接着剤をプラ板の接着面に塗るとプラ板が柔らかくなり、ボディー裏面に密着しやすくなります。 表面から窓の凹み部分へ瞬間接着剤を流し固まったらパテを充填します。溶きパテを使用する場合はヒケる(乾燥するとへこむ現象)ので出っ張る位盛ります。加工部分を実際の機材を元に考察します。 400分の1のB747-400の模型を基にサイズと窓埋め位置を割り出しました。
このデカール自体も既に入手が出来ませんので、マスキングシールを作って表現していきます。
国際線使用のB747-400のANAデカールです。JA8958が収録されていますが、番号デカールもあるのでお好きな機材を選ぶことができます。
実寸 | 1:200 | |
---|---|---|
側面会社ロゴ 下辺 | 4.2m | 21mm |
垂直尾翼ANA文字ロゴ 下辺 | 8.8m | 44mm |
デカールのサイズを算出iしたらデカールを作成します。こちらはB747デカールの原本です。
100%印刷で200分の1のB747用デカールになります。 インクが完全に乾燥したらクリアー塗料を表面へ吹き付けてデカールとして使用して下さい。
GSIクレオスMr.カラー番号 | 水性ホビーカラー番号 | 色名 | COLLAR |
1 | H1 | ホワイト(白) | WHITE |
8 | H8 | シルバー(銀) | SILVER |
Mr.カラー C5ブルー(青・光沢) | H5 | ブルー(紺) | BLUE |
Mr.カラー C323ライトブルー | |||
28 | H18 | 黒鉄色 | STEEL |
33 | H12 | つや消しブラック | FLAT BLACK |
47 | H90 | クリアーレッド | CLEAR RED |
50 | H93 | クリアーブルー | CLEAR BLUE |
61 | H76 | 焼鉄色 | BURNT IRON |
137 | H77 | タイヤブラック | TIRE BLACK |
315 | ※グレーFS16440 |
※TAMIYAのスカイグレーも実機に色が似ています。
※ANAのストライプですがANA専用塗料がMrホビーより販売されていましたが、少し濃いとANA関連会社の方から聞きました。Mrカラーの青(紺)、とスカイブルーでも実機に近い色で製作が可能です。
垂直尾翼のANAロゴのマスキングシールを自作します。
写真のように一番後方角部の位置が、垂直尾翼の上辺から18mm下、垂直尾翼後方から6mmの交点を基準にします。
エンジンカバーの塗装をしますが、グレー系の塗料は隠ぺい力が高く、食いつきも良いので筆塗りでも問題ありませんでした。
?白(Mr Hobby Collar 油性)を塗装
?ライトブルー(Mr Hobby Collar 水性)+ライトグリーン3滴程調色をエアブラシで塗装
?青(紺)(Mr Hobby Collar 水性)+ライトグリーン3滴程調色)をエアブラシで塗装
続いてマスキング作業に入りますがドアステップに合わせてマスキングテープを貼っていきます。
?スカイグレー(TAMIYA 水性)をエアブラシで塗装
?~?を水性にした理由は、塗装がにじんでしまった場合などにベースの白を崩さずに修正出来るようにするためです。
クリア塗装が完了したら。コックピット窓を装着して完成です。 写真はコックピット窓をデカールを使用せずに製作した正面写真です。デカールを使用するよりも、この方が窓の光沢が実物に近いです。
このページの先頭へ
1/200 No.9 日本政府専用機 B747-400 プラモデル(再販)[ハセガワ]《取り寄せ※暫定》 |