高速道路を走っている時、「横風注意」という標識と一緒に、鯉のぼりのようなものが高速道路の脇に立っていることにお気づきでしょうか。これは、「ふき流し」と呼ばれ、風の向きや強さを目で判断するために設置されています。高速道路を運転していて、トンネルから出た途端に強い横風が吹いていたりすると、風にハンドルがとられてしまって事故につながりかねません。そこで、お客さまに風の強さをお知らせするため、橋の上やトンネルの出口など、風が通りやすいところには、この吹き流しが設置されています。こいのぼりと同じで、風が強ければ強いほど吹き流しは横になびき、風速10m/秒で概ね真横になびくようになります。ちなみに、風速10m/秒がどのくらいの強さが想像がつきますか?風速10m/秒は、走っている車が横風にあおられる感覚を受ける強さです。吹き流しが横に流れているのが見えたら、横風が吹いているという心構えをするとともに、ハンドルを今一度しっかりと握り、運転している車が流されないように注意しましょう。
高速道路の吹き流しをジオラマで表現してみました。ちょっとした素材ですが、実際は静止したジオラマの情景でも躍動感が生まれました。
高速道路吹き流しの実物の長さは2m。支柱側の円筒部分直径が0.75mです。
Nscaleにした場合長さ16.6mmと円筒部分の直径が6mmになります。支柱と吹き流しの付け根部分の長さは約1mなので支柱から吹き流しを合わせると3mになります。
標識の下部は最低でも5mと規定がありますので、支柱の長さは8m設定で製作しました。
横風注意の警戒標識は高速道路規定に基づき、高さ2.5m以上、サイズ一般道路の1.5倍となります。ワイヤー部分は0.3m真鍮線を使用しているため、角度を変えて風速の設定を変えることが出来ます。
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