Nゲージ電気機関車のコレクションとして入手した鉄道模型車両をご紹介致します。同じ形式の車両でもいくつかのメーカーから発売されていますので、選択の際の参考にして頂ければと思います。
1973年(昭和48年)から 1974年まで35両 (EF66 21 - 55) が川崎重工業で製作された。1次車と比較して多くの変更点があります。
外観での大きな相違は、前面窓直上に庇がついた点である。これは、集電装置スリ板で発生する金属粉やグリスによる汚れを防ぐためです。更に、車体側面の点検蓋が車体中央のナンバープレート横に移設、前面誘導員用手すりの変更が行われ、前面ナンバープレート下の飾り帯にあった通風孔は廃止されました。
内部機器の面では、抵抗バーニア制御器がCS27Cに、界磁制御器がCS28Cに変更されました。電動発電機は補機・制御電源兼用とし、三相誘導電動機の採用と容量増強(5kVA
→ 90kVA)が行われたMH127A-DM84A形に変更されました。補機類の電源が三相交流440Vに変更されたことから、電動空気圧縮機はMH3064A-C3000形2基に、電動送風機はMH3036B-FK99A形2基に変更されました。主電動機にはコンバインドシャント抵抗器が追加された。高速回転時の整流改善を目的とする対策で、後年に充当された寝台特急運用では最高速度
110 km/h での営業運転を行うため、本件対策がなされた2次車を中心に充当しています。台車の空気ばねをベローズ式からダイヤフラム式に変更したために、両端台車の形式がDT133Bに変更されています。
自動空気ブレーキ装置には単機増圧装置に加え、20系客車に搭載された編成増圧装置を作用させるための指令線を追設した。これは列車全体のブレーキシリンダ圧力を増加させる機構で、高速域からの非常制動時に制輪子と車輪の摩擦熱によって減衰する制動力を補うための装備です。
また、EF66 34以降は避雷器がLA15BからLA15Dに変更されました。
2次車では振替台検が行われていた。振替台検とは1両分(両端台車2基と中間台車1基)を余分に用意して整備しておき、台検施行車の台車と取り換えることで入場期間を短縮し、取り換えられた台車を整備して次の入場に備えることを繰り返すものである。これによって本来1週間前後かかる施行期間が2日ですみ、稼働率を向上させられた。国鉄民営化に際して2社に所属が分かれるため、1987年3月いっぱいで廃止されています。
製造次 | 車両番号 | 製造所 | 製造名目 |
---|---|---|---|
1次車 | 1 - 6 | 東洋電機製造 汽車製造 |
100km/h特急貨物列車新設用 |
7 - 13 | 川崎車輌 川崎電機 |
||
14 | 東洋電機製造 汽車製造 |
増発ダイヤでの不足両数追加 | |
15 | 川崎車輌 川崎電機 |
||
16・17 | 川崎重工業 富士電機 |
フレートライナー増発用 | |
18 - 20 | 汐留 - 東広島、下関 - 汐留間特急貨物列車増発 | ||
2次車 | 21 - 25 | 東洋電機製造 川崎重工業 |
東海道・山陽地区フレートライナー増発用 |
26 - 31 | 川崎重工業 富士電機 |
||
32・33 | 東洋電機製造 川崎重工業 |
増発「彗星」所要牽引機捻出用 | |
34 - 44 | 東海道・山陽・東北・山手貨物線貨物列車増発用および身延・飯田線増強用 | ||
45 - 55 | 川崎重工業 富士電機 |
運転台窓に飛散する汚濁防止として新製時にひさしを取りつけられていなかった1次車を対象に行われた。1974年から行われた取り付けでは、全般検査に合わせて8両(EF66 5 - 7・13 - 17)が取り付けられたにとどまった。その後、1993年度から始まった#延命・更新工事に合わせて取り付けが再開され[13]、EF66 11以外に取り付けられた。
車番 | メーカーズプレート |
EF66-46、EF66-47、EF66-54 | 川崎重工/富士電機 |
EF66−43 | 東洋電機/川崎重工 |
とても細かいプレートパーツ付け作業が続きます。ナンバープレートよりもメーカーズプレートの方が紛失しやすいので、メーカーズプレートから装着をお勧めします。万一最初に作業しているメーカーズプレートが紛失した場合は、残りのメーカーズプレートのナンバー車両に変えればいいです。