JAL(日本航空)ジャンボジェットのプラモデルは絶版品となっています。そこで、政府専用機プラモデルを使い、塗装作業と自作デカールを駆使してANAのジャンボジェットを製作します。すでに日本の民間航空会社からB747-400型機は全て引退した為、記憶を旅客機模型として手元に残すために製作しました。
747-400は正面から見たときの「顔つき」が独特です。将来の貨物機への転用が考慮されており、機種には上部へ持ち上がる大きなカーゴドアを備えられるよう、コックピットを2階席の先端に配置しています。そのため、超大型機にも関わらず、747のコクピットは意外とコンパクトに収まっています。左右の操縦席が近く、中央に1セットのみを装備したスラストレバーを記帳席と副操縦席のパイロットが共用して操作します。両パイロットの距離が近いゆえにコミュニケーションが取りやすく、お互いの計器のクロスチェックも容易になったというメリットもあるそうです。
正面ウインドーシールドには当時としては珍しかった局面ガラスを採用。音速に近い速度で飛ぶときの風圧や、バードストライクなどの衝撃に対しても十分な強度が確保されました。
機種部内には、気象レーダーのあんてな(ARINC564)が収められています。このため、アルミ合金の胴体外板に対して、機種先端のコーン部分のみは電波透過性が高い複合材料が採用されています。
時代とともに鶴丸マークの文字フォントとロゴの直径が変わります。
ハセガワ 1/200 ノースウェスト航空 ボーイング747-200 プラモデル入手はお早目をお勧めします。
作業内容 | 難易度 | 備考 |
---|---|---|
組立作業 | ★★☆ | ジャンボジェットのプラモデルのボディーの組み付けは悪くありません。窓埋め部分の平面化は溶剤をうまく活用して下さい。 |
塗装作業 | ★★★ | ボディーの白とボディー下部のグレーとの区分けを丁寧にマスキングして下さい。JALジャンボのプラモデルは絶版品のため、ストライプをデカールでなく全塗装で行った場合の評価です。 |
デカール作業 | ★☆☆ | 今回は絶版品の製作のため、塗装作業が多い分デカール作業は少ないです。自作デカールの場合は比較的デカールが破れにくいです。 |
実機も存在しないため、過去の写真から製作する機材を考察しましょう。リンク先を参考にして下さい。
フライチーム JAL B747-400リンク
窓埋め部分のボディー裏面の0.5mm厚プラ板を接着します。流し込み接着剤をプラ板の接着面に塗るとプラ板が柔らかくなり、ボディー裏面に密着しやすくなります。 表面から窓の凹み部分へ瞬間接着剤を流し固まったらパテを充填します。溶きパテを使用する場合はヒケる(乾燥するとへこむ現象)ので出っ張る位盛ります。加工部分を実際の機材を元に考察します。
このページの先頭へ
ボーイング747は世界各国のエアラインでメインライナーとして活躍していた当時世界最大の旅客輸送機で、約900機が精算されるなど超大型機としては稀に見る傑作機となりました。日本のフラッグキャリアである日本航空もエンジンにP&W JT9D-7をチョイスしたシリーズ200を中心に300とともにフリートを形成、日本国内の主要幹線、さらには世界各国の都市を結ぶネットワークにボーイング747シリーズを投入しました。なお日本航空では1989年よりイメージ一新のために伝統のツートンストライプからレッドをポイントにしたグレーの塗装を採用、1989年5月30日より香港ー東京線にこの塗装初号機JA8114をデビューさせています。
全長:70.51m、全幅:59.64m、全高:19.33m、最大離陸重量:351,540kg、エンジン:P&W JT9D7×4、推力:21,320kg×4、最大速度:910km/h
GSIクレオスMr.カラー番号 | 水性ホビーカラー番号 | 色名 | COLLAR |
1 | H1 | ホワイト(白) | WHITE |
8 | H8 | シルバー(銀) | SILVER |
28 | H18 | 黒鉄色 | STEEL |
33 | H12 | つや消しブラック | FLAT BLACK |
47 | H90 | クリアーレッド | CLEAR RED |
50 | H93 | クリアーブルー | CLEAR BLUE |
61 | H76 | 焼鉄色 | BURNT IRON |
137 | H77 | タイヤブラック | TIRE BLACK |
315 | ※グレーFS16440 |
エンジンカバーの塗装をしますが、グレー系の塗料は隠ぺい力が高く、食いつきも良いので筆塗りでも問題ありませんでした。
?白(Mr Hobby Collar 油性)を塗装
?スカイグレー(TAMIYA 水性)をエアブラシで塗装
?~?を水性にした理由は、塗装がにじんでしまった場合などにベースの白を崩さずに修正出来るようにするためです。