東武電車は東京の浅草と池袋を起点として北西へ向かう東上線と、北へ向かうスカイツリーラインからなる大手私鉄です。東京浅草から日光・鬼怒川温泉・赤城方面などへの長距離区間を走る私鉄だけに人気が高いです。地下鉄半蔵門線・日比谷線との相互乗り入れによる、地下鉄車両や東急車両も走行し模型表現する方が増えています。東急電鉄。メトロ半蔵門線、有楽町線、副都心線などと相互乗入れをし、日光・鬼怒川の観光路線としても人気です。スカイツリーのそばを通りますます人気がました東武電鉄を模型で表現してみましょう。
プラットホームを考察する
鉄道模型メーカーからプラットホームが製品化されていますが、製品に付属の駅名標ステッカーでは東武電車タイプが収録されていないため、忠実な再現が出来ないのが現状です。実際のプラットホームを考察して、東武電車の雰囲気を最大限に引き出してあげましょう。
東武電車の発車標と案内板です。発車標はグレーベースのものとなっています。
情景を再現する
鉄道模型車両の魅力を最大限引き出すにはやはり作りこんだ情景の中で走らせることだと思います。ただ情景を作るだけでなく、お好みの路線の雰囲気を出しながら製作するのは更に楽しみが増してきます。東武電鉄は私鉄で最も長い距離の複々線区間を有する鉄道会社です。栗橋からJR線へ乗り入れており、JR線内も複々線区間が多いところを走行します。
鉄道模型車両に汚れを表現するウエザリングや、キット作成時の床下機器再現時などのために参考にしてください。
8000形8021
東武鉄道8000系8121F+8544F。4両+2両の編成で、外幌はついているものの運転台機器は残っており増解結可能となっている。左側(柏方)よりクハ8121(Tc)-モハ8221(M)-モハ8321(M')-クハ8421(Tc)-モハ8544(Mc)-クハ8644(Tc)となる。(2014年5月7日撮影)
東武特急スペーシア
東武鉄道100系スペーシア。日光・鬼怒川方面の特急に使われる列車で、浅草方先頭車(左端)は個室車となっている。9編成在籍し、うち3編成がJR線乗り入れ対応となっている。左側(浅草方)よりモハ106-1(Mc1)-モハ106-2(M1)-モハ106-3(M2)-モハ106-4(M3)-モハ106-5(M4)-モハ106-6(Mc2)となる。(2009年12月6日撮影) 東武線情景の特徴
はじめに紹介した東武鉄道ステッカーで時刻表を作ってみました。東武電車のNゲージ時刻表と実物の時刻表を比較してみましょう。写真はスカイツリーラインの色です。東上線とアーバンパークラインは時刻表の縁の色が変わります。
東武電鉄時刻表実物資料画像
東武電車の人気は長距離路線を持つからか、JRとの相互乗入れや、各路線への分岐も多く複々線区間がたくさんあります。地下鉄や東急・西武電車との乗入れもバリエーションが多く人気の理由かもしれません。
発車標(出発案内電光掲示板)
東武カラーのオレンジのストライプが入っています。時計はJR東日本の発車標と同様の緑色を使用しています。
東武電鉄発車標模型画像
東武電鉄発車標実物資料画像
最近の番線標は路線カラーのストライプが入りベースの色は全路線紺色です。
東武特急スペーシアをグレードアップ
東武特急スペーシア号をグレードアップしてみました。窓が大きく、個室(コンパートメント)もある模型車両なので、内装表現の効果は大きいです。
このページでは
・内装表現
・運転席窓のタッチアップ、スミ入れ
をご紹介します。
■使用するもの
@スペーシア内装表現ステッカー
Aカッター(切れ味の良い刃をお勧めします)、はさみ
B油性ペン(黒)、又は塗料(ブラック)
運転窓まわりのタッチアップ
- 車体を取り外し、中に窓を止めるつめがあるので軽く押し出すだけで簡単に取り外せます。
工程画像
- タッチアップ作業
油性ペン(黒)、又は塗料(ブラック)でタッチアップします。
工程画像
- 窓パーツの取付(完成)
窓パーツはは前(外)からおすことで簡単iにはまります。
手前:手入れ前 奥:グレードアップ後
上から眺めることの多い鉄道模型ではリアルさを増す効果が大きいです。
スペーシア個室内装(コンパートメント)の表現
- 個室(コンパートメント)ステッカー貼りつけ コンパートメントのシート、扉ステッカーを貼ります。
工程画像
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通路側ステッカー貼りつけ
工程画像
通路側の扉ステッカーを貼ります。
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車体の組み付け
車体を組みつけます。車内が鮮やかになりました。立体感も感じます。
工程画像
普通車ヘッドカバーの表現
- シートパーツの成形時の油分をとります。コンビニなどで売っている洗顔シートが便利です。<br>
シートへ一枚づつシートカバーステッカーを貼ります。工程画像
- ヘッドカバーステッカーを切り出してシート上部へ貼りつけます。水を吸い込ませてからピンセットなどで圧着します。工程画像 工程画像
- 車体組み付け後の車内を覗くと、ものすごくリアルになります。HOゲージ車両にも見えるくらいです。
工程画像
駅名標ステッカー
浅草と東武日光・鬼怒川温泉とを結ぶ東武スカイツリーラインです。東京メトロ半蔵門線を介して、東急田園都市線まで直通運転をしています。大変人気がある路線です。そんな東武線をNゲージで表現しましょう。車両は持っていても鉄道メーカーのストラクチャーでは持っている車両と相違した雰囲気になってしまいます。駅の雰囲気を名鉄線風に表現するのに最適なステッカーです。
旧型・近代型車両の両方で違和感が出ないように、駅ナンバリング前の駅名標を再現しています。写真はKATO旧型ホーム用ステッカーですKATO近郊型&DX・TOMIX都市型兼用、TOMIX旧型もあります。
※オプションにて架空の駅名指定も可能です。
※路線に合わせて予告なしに仕様を変更する場合がございます。